ご飯です! -2ページ目

学校が始まる。

8月25日(水)

五時ちょっと前から、朝が明け始める。

まだ、暗いうちに目が覚めてしまったが、

少しして明るくなってきてほっとする。

だんだん明るくなるのが遅くなっていくのがいやだなあと思う。

やっぱり夏がいいのに、もう夏が終わってしまう…。

夏→夏休み→遊ぶ、燃える…みたいな印象がなんとなくあった。

やっぱり、それらが終わって、気持ちの切り替えをしなくちゃ、なのだ。


始業式の昨日、

夕方、子供達、元気に帰る。

それぞれに始まった学校生活。

無事学校が始まってよかったと思う反面、

一日の大半を過ごす学校、どうかいいものであるように、と切に願う。

ちゃんと授業を真面目に聞いて、

いっぱい物を考えて、

自分にあったいい将来を選択していけるように。


いつも学校から帰ってくると

ああでもないこうでもないと学校のことなど話す我が家の高三生、

選択科目とか大学や学部の選択とかについて

自分でもどきどきしながら思っていたことをいったようで、

昨日の言葉が印象的だった。

「お母さん、先生って、自分が思ったよりも自分のことを考えてくれているんだね。

いい大学に行け、とかそんなことしか言わないと思ったけど、

そうでなくて、自分にどういう大学がむいているか、

自分にとってどういう進路がいいのか、

そういうことをちゃんと考えてくれようとしてくれているんだなあって

びっくりした~」

子供なりのプレッシャーとかがあったんだなあ。

それは私もずーっと感じていたことだった。

自分にどんないいところがあるのか、っていうことを

人が考えてくれているっていうことに素直になれるのが、

またこの子の良いところなんだろう。

信頼できる先生もいて、この子にいろいろなアドバイスをしてくれるのだ、と

思えることがまた嬉しい。

子供と話をしていると楽しくて、

なんとか子供達の未来が良いものであるように、

自分も力になれるように、

そして、そういうことにかかわれるのが一番嬉しいことだ。

進路の選択も変わっていってもまったくOKだし、

いろんなことをよく考えて、

決めていけばいいんだ。


そして、高一生。

この頃、ものすごく勉強に不安なのを自覚したらしく、

塾のことも考えている様子。


中一生、

かなり疲れている様子。

が、明るい。が疲れてる。


という風に、新学期始まる。

昨日でかなり、気持ちが切り替わる。

夏休み終了。

8月22日(月)

あっちこっちかたずけ中、

が、とにかくいろいろなものが多すぎて、

かたずけてもかたずけてもすっきりしない…。

ため息。


いるものといらないものとを分ける作業をしつつ、

収納をうまくやっていく、っていうことなんだけど…。

ため息。


午後、また「家具のキノシタ」のバーゲンに行く。

ちょっと変わったワンボックスとか、ワゴンとかを購入。

帰りに食材を買いに「中三デパート」へ。

ついでに、遅い昼食を末っ子と三階喫茶店で食べる。

明太子のパスタが、なかなかな美味しさで、最後の一口まで満足して食べる。

案外穴場な空間は、落ち着くし美味しい喫茶店としてお気に入りリストに。

他に、以前食べたドライカレーとかもおいしかったが、

夏限定だったらしく、オーダーストップとなっていた。


晩は塩鮭を焼き、菊の花ときゅうりの酢の物、キャベツと油揚げの味噌汁、といった

至ってもシンプルな和食メニュー。

だが、それも案外に新鮮で皆、美味しいと言って食べる。


8月23日(火)

夏休み最後の一日。

案の定、宿題に追われる子供達。

ポスターや習字を仕上げる中一生。

こんなにあるの?と思うほどのテキストをやりまくる高一生…。

もっと早くやればいいのに~。

でも、自分も若い頃、めちゃくちゃ経験有り…だものなあ。

昨日始業式の高三生は今日、学校が休み。

三人揃った最後の夏の一日。

またまたお昼を食べに行くことに。

カプリチョーザのランチバイキング。

一人850円で、パスタの他にサラダとフォカッチャとスープやドリンクが食べ放題、

プラス150円でデザートが食べられる。

サラダなど、お替りして、デザートは木苺のパンナコッタが、激うまだった~。

美味しかった。お腹がいっぱいになる。


晩は生のとうもろこしを使って、クリームシチュウなど。

が、お腹がいっぱいでたくさん残る。

夫の父はシチューが好きなので、喜んで食べてくれる。


台所の棚の中をかたずける。

大量の「燃やせないゴミ」出る。


8月24日(水)

全員、無事、眠そうに登校。

公立の新学期。

ほっとする。

気が抜ける。

が、所用、山積み…。


このところ、空が本当にきれいで、つい見上げる。

嬉しそう。

8月21日(日)

やっと自分の部屋をもらって、

末っ子がとても嬉しそう。

一人で自分の部屋で寝ることができて、

次の日、「怖くなかった?」「起きなかった?」とか

家族に質問されて、もうちゃんと一人で寝ることができるくらい大きくなっているのに、

あまり質問されて、なんか言わないといけないと思ったらしく、

「夜中に起きたら、置いてあった地球儀が人の顔に見えて~」。

「そっかそっか、怖かったか?」

末っ子は首を横に振ってにやっとして、

「それでも大丈夫で、すぐにまた寝たよ~」とのこと。

機は十分熟していたっていうことなのだ。(大げさ)

まあ、こんなことを言い合っているうちはまだかわいい…。


ソフト部の友達三人が遊びにきて

案の定、漫画に熱中する。

先日かたずけた漫画文庫が二階の末っ子の部屋のすぐそばにあるのだった。

時折、聴こえてくるキャピキャピの声がとても楽しそうだ。

そして、スポーツ部の子供達のノリは

なんとなく「ウーーッス!」ってかんじで笑える。


そして、二階のかたずけの日々はまだ続くのであった。

空間だけはあるが、収納がないので、

あるものの置き場所には困ることが多い。

それぞれのものに、思い出があるので、

特に自分のものでないものをかたずけるのは気を使う。

が、頑張らなければ。

納得できるように。


夜、やっと、「どですかでん」のDVDを観終える。

先週の日曜にDVD三本借りてきてしまった。

二本くらいにしておけばいいものを、いつも失敗して観終えられなくて

苦労するのに。でも、今TUTAYAは返却日の次の日の朝九時まで、

外にある返却ボックスに入れればよいから、案外これで助かる。

そして、「戦争と平和」(オードリ ヘップバーンの)は観終わらないまま返却…。

「どですかでん」、

とある若い知人が日記の中で、

来年開催される奈良美智氏の弘前での個展

「A to Z」での会見で「どですかでん」の映画のような町、という

キーワードをおっしゃっていたとのことで、

気になっていたものをやっと、私も観たのだった。

建物がみんなあばら家で、そこに住む人々のことの映画。

って、なんの解説にもなっていないが、忘れ難い映画だなあ。

人間達の性格とか会話とか、なんだか笑ってしまうおかしさとかあって、

人間的っていうことや、人間の醜さとかおろかさ、とか

生活とか家とか、いろんなことを思った。

面白かった…。


部屋作り。

8月19日(金)

ボロ負けソフト部生の夏休み、

が今日から始まる。

部活が今日から23日まで休み。

という訳で、「鋼の錬金術師」の映画を観に行く。

面白かった~。

子供に「ハガレンは前からの話をよく知らないとよくわからないかもよ」と

言われていたが、確かそういうところはあるも、

はがれんのかっこよさ、面白さはよくわかったよ。

音楽とかも、すごく、終わった後のテロップをみていたら、

音楽:大島ミチル と書いてあり、おお~と思う。

大島ミチル、

「ゴジラVSメガギラス」の時にその名前を覚えた。

ほんとにすばらしくてサントラ盤のCDも買った。

ほんとにいい音楽を作り出す人。

いい音楽聴くと元気出る!


8月20日(土)

 朝、決意した。(大げさ)

末っ子の部屋を作ろう!

春頃から、部屋を作ってあげなきゃなあ、と思いつつ、

なかなか実現せずにいた。

その部屋にあったものを整理するのがかなり大変であったけど、

なんとか午前中にメドがつく。

末っ子も張り切って、拭き掃除、かたずけをして、

自分の部屋作りをする。

午後、買い物に「家具のキノシタ」にベッドや、カーテンなどの買い物をする。

運良く、バーゲン中で、いろいろなものがなんでもかなり安くて

楽しく買い物をする。

夕方家に戻り、ベッドの組み立てをしながら、ご飯のしたくもし、

夜、また、部屋作りで、やっと、夜11時頃に出来上がる。

末っ子の部屋  

机はいただいたもの。

黒い椅子は「キノシタ」で買ったもの。半額以下で4000円。

机の上の本棚は私の父が昔作って送ってくれたもの。

洋服やさんでもらった衣装箱とか、

物置にしまいこんでいた扇風機とか、

上の子からはもう今はつかわない地球儀とかをもらって飾り、

また、クッションも急遽作ってくれたようだ。

姉のクッション

どんどん部屋らしくなる。

今年の春の奈良展で買った

パップキング(大)を私からプレゼント。

これがあれば、夜怖くないよね。

という訳で、今日、ソフト部の友達が来るとのこと。

末っ子部屋  


三人子供があると、部屋の確保が大変であったが、

末っ子が結局一番よさげな部屋をもらう。

二番目がどちらかというとちょっとかわいそうだなあと思ったのだが、

二番目いわく「残り物には福があるで、いいんでない」と

末っこの部屋ができたのを一緒に喜ぶ。

一人でこの部屋で寝られるかなあと心配していたが、

どうやら、大丈夫だったようだ。

もうそろそろ終わる夏休み。

8月17日(水)

 晩のメニューはお昼に作ったグリーンカレーと、急拠作った、うな玉丼。

グリーンカレーは夫と私、他4人がうな玉丼。

が、末っ子はどっちも苦手メニュー、で筋子で食べる…。

末っ子のソフト部、夏休み中ほぼ毎日の練習をするも、ボロ負けの日々。

試合があったが、初回、打者2巡で、13点を入れられる、とのこと。

ということを、いつか笑って振る返れる日が来るとよい。

上の高三生、体調悪く補習休む。

 スイカをいただく。新鮮でおいしい~。

かたずけをしていたら、子供達が幼稚園や小学校まで持っていった

オシボリ入れが三つでてきて、なつかしー,かわいー。

イルカ、クジラ、マンボー。

お絞り入れ

メッシュ(萩尾望都)を読む。


8月18日(木)

 紫玉葱

紫タマネギの紫のきれいさに見惚れる。

スライスして水にさらし、レタス、そして、生ハムと一緒にサラダ。

鮎をいただく~。天然のもの。けっこう大きい。

鮎とか

というわけで、今夜のメニューは鮎の塩焼き、タマネギサラダ。

他に、揚げ豆腐のあんかけ、かぼちゃを甘しょっぱく煮含めたもの。

地物のかぼちゃが出始めたが、くり味でほんとに美味しい。

味噌汁はナス。

 この味噌だが、

 知人にいただいた生梅、

「味噌につけておき、一ヶ月ぐらいしたら

その味噌を使って、いろいろできるんですよ~」

ということでそうしておいたお味噌を初使用。

ほのかな梅の風味。

何より、梅のエキスが身体に元気を与えてくれる気がして、

いい気分。

次は、他のレシピにも使ってみよう。

ちなみに、漬けておいた梅を一個食す。

すっぱいが、おいしい~。梅がしわしわになって、

梅干バーさん~、って言ってみる…バカ。


朝、久しぶりにお弁当を三つ作る。

登校日、補習など。


お昼に帰ってきた高一生と一緒に買い物。

山田デンキ、&ゼビオスポーツ&ユニバース。

郊外に並ぶショッピングモールが主流になる。

車がなければ、地方では生活がどんどん大変になっている。

高齢になったら、どうしようかなあ、といつも考える。

が、それはさておき、

買っちまったよ、iPod mini!!!

んで、山田デンキの店員さんは、買ったブツを当然のように

高一生に手渡すのがおかしかった。

で、さらに、何か不具合があっても、

うちに持ってこないで下さいね、

アップルのサイトでいろいろやってくださいね、って念を押された。

知人の皆様に、iPod miniの使い方について

いろいろお伺いすることがあろうかと思いますので宜しくお願いすることがあるです。

お盆の迎え火。

家を建てたり、直したりした時の

木の切れ端を昔、夫の母がこつこつと割って作りためた

お盆の薪を、

お盆の今、毎晩、迎え火として焚いている。

こちらは、8月の21日の送り火まで、焚く。

昨日、気をゆるめていて、忘れていたものを

夫が、「お火、焚いてない!」と教えてくれて、

夫と二人でお火を焚く。

火が消えた後、なんだかわからないけど、

たぶん、安全祈願みたいなかんじでその火を一人三回ずつ

またいで飛ぶ。

夫が飛び、私がその他の人数分、18回飛ぶ…。

なんとなく、ほっとする。


夕べはそういうわけで、あまり多く木をつまなかったが、

薪はヒバという木なので、

本当にすばらしく美しい火になる。

「ハウルの動く城」のカルシファの火みたいだなあ、と

ただじっと眺める。


その後、

「踊る大捜査線 レインボーブリッジを封鎖せよ!」のDVDを観る。

面白かった~。他のも借りて観よう!

いかりや長介さん、亡くなったんだよなあ。

寂しい…。


夕ご飯は

久しぶりに三色ご飯。

 1、とりそぼろ(鶏肉のひき肉としいたけのみじん切りを炒め
      砂糖、お酒、醤油、で味をつける。
 2、人参の千切りを砂糖と醤油できりっと味付け。
 3、卵に軽く、砂糖と塩で味をつけ、薄焼き卵を作り
  千に切って、金糸卵をつくる、
 1,2.3.全部をご飯の上にかけて、できあがり

皆、喜んで食べてくれる。

あと、冬瓜をいただいたので炒め煮に。美味しい~。

他、ナスの卵とじのお吸い物など…。


一番上の高三生、三日間の夏休みが終わり、

補習始まる。

この子が高校に入った年から、

夏休みの意識が薄れる。

それもよし。

働こう!






古いアルバム。

夫の、

中学、高校時代の古いアルバムを、

義母から「これを」と言って渡される。

「はは~」とかしこまって受け取る。

夜、末っ子と一緒に若いお父さんを探す。

発見してはなぜか喜ぶ。

「こ、これはあなたに似ている~」、と言いながら、

けっこう盛り上がる。

修学旅行の年に調度大阪で万国博覧会があったが、

それにはまったく興味がなく、

修学旅行は行かなかったんだと。

高校の学園祭のあと、お酒を飲んで高校の玄関前の潅木の花壇に

寝転がっていたんだと。

…とか。

夫の母によく聞かされた

案外とツワモノ伝説を思い浮かべる…。

大学時代の長髪にGンズ姿も子供に受けまける。

その隣でそ知らぬふりをして、

相変わらず本を読んでる子供の父。

これでも何気なくいつも子供とつきあっている。

勉強も何気にいつも見ているし、

この何気なさが夫の持ち味なんだろなあ、と思う。

元気でいること。

自分でも、元気がない、とこの頃思う。

低下したままのモチベーション。

低下してないモチベーションもあるけれども。


人が生きるために、何が必要なのだろう。

元気じゃないのはなぜだろう。


義父母の介護がかなり必要になってきて、

手すりをとりつけ、ベッドにし、

ヘルパーさんが来てくれるようになり、

本当に助かっている。


長い介護生活は介護するほうもされるほうも

お互い大変だ。

ヘルパーさんが毎日家に来てくれるようになって、

始めは家の中に人が入るということに

かなり不安があったのだが、

今は、かえって、介護するということがオープンになって、

いろいろと心の奥で感じていた家族の葛藤が

少し救われたように思う。

ちょっとしたことでいらいらしてしまうことが

本当はあって、理屈ではわかっていても

皆、大変な思いで生活しているのだ。


今きてくれているヘルパーさんのすばらしいなあ、といつも感心するのは、

人と接するやさしさだ。

とりあえず、笑顔を見せる、ということは、

やはり、とても大切なことだ。

仕事なのだから、とも言えるが、

根のところにあるサービス精神みたいなものがある。

知性のあるやさしさ。

介護される人間のほうもいろいろと考えて、

自立できることを考えていけばよいし、

介護を受ける節度について考えるのは

本当に大切だと思う。

ヘルパーさんが来てくれて、

いろいろ問題も多いのだろうけれど、

介護保険はやはり、今まで閉鎖的だった家族内の介護にとって、

明るい光りを差し込んでくれたものだと思う。

お世話になるところはお世話になれる人いるということの制度を

もっといろいろ取り入れていけば、介護の現場を

もっと良くしていくことができると思う。


人は弱くて、葛藤の中で生きているのだと思う。

そういう弱いところに蓋をしてしまうようなことが

やはりある。

蓋をするとひずみが出てくる。

解決の糸口を探さなければいけない。

ひずみは、

人間関係の中で苦しい思いをそれぞれに与える。

苦しいという状態はその人の責任だけではなく、

周囲の環境にも起因していて、

そういうことに対して無知でいるともっと苦しいことになるのだと思う。

それから、

ひとつびっくりしたが、知っていないといけないと思ったことは、

介護を受けるのに、介護施設の利用サービスの計画をたてるのだが、

そのサービス計画書を作成するのはケアマネージャーだとばかり思っていた。

けれども、基本的に介護を受ける人がその計画を立てることになっているのだ。

けれども、一般的に介護を受ける側はその計画書をたてるのはむずかしいので、

ケアマネージャーさんに立ててもらうようになっているのだそうだ。

要するに、自己責任、という今の時代の流れを

介護保険利用者に適応されているということだ。

何もかにもが自己責任になっている。


取り付けてもらった

手すりを見ながら、ふと、

「人が生きるために、何が必要なのだろうあ?」と思う。

どうすれば元気になれるのだろう…と。

手すりをつけたからといって、

それでいいわけでもないよなあ…。

人が元気に生きるのはむずかしい日々もある。

そいの塩焼き。

黒ソイは鯛に似ているが、

もう少し軽い味で美味しい。

鯛は身が少しぱさめくが、ソイはそこまでぱさついた感じがない。

一尾200円と案外手軽な値段で購入。

えらと腸をとりのぞいて酒塩につけて、焼いていただく。

どちらかというと淡白な魚でもあり、

煮付けても美味しい。

焼き魚が残ったら、ネギ、豆腐を加え、

昆布の出汁でお吸い物風にするとよい。これはなかなかの美味。


奮発して「あわび」を二つ。

貝からはずしてもらって、腸をとり、

薄くスライスして、水ものにする。

水ものは、ホヤなどもそうすることが多いが、

食べやすくきりわけたものを、塩と昆布と味の素で味をつけた

汁の中につけておき、冷やしていただく。

薄い海水の味、と自分はいつも思いつつ…

磯の香りを楽しむように水ものを味付ける。


つぶ貝と大根と生揚げをさっと薄味の出し汁で煮たもの。

大根の歯ごたえを残すくらいに。


お盆

近年、我が家では、ずっとこの家のお墓参りにいくのは

私一人、ということになっている。

代表、という感じ。

しかも、なぜか、いつもお盆は混むので12日とかに

お寺に行ってきてくれと頼まれていた。

昨日、今年はなかなかお寺に行けないでいて

数年ぶりに13日の午前中に行った。

道々出会うお墓参りの人の波はほとんどが数人の家族連れであった。

それで、そんな風に家族が連れ立っていくことが

当たり前のことだったことを思い出した。

以前はそんなことがなかったのに、

いつのまにか、そんな風になってしまって、

自分の家族は少し偏ってしまっているのかもしれない、

と思う。


私は、小学校一年生の時に父方の祖父が亡くなり、

小学4年生の頃にこれも父方の祖母が亡くなった。

祖父母はすぐとなりの叔父の家に住んでいたが、

あまり、祖父母と触れ合ったことがなかったので、

それほど思い出というものがなかったし、

亡くなってもそれほどの悲しみというのはなかったのだけれども、

それでもお盆のお墓参りをしないことはなかった。

13日の晩、暗くなると、

「さあ、行くぞ~」という感じで浴衣をきせてもらい、

途中、父達はお花を買い、

私は必ず小さなちょうちんを買ってもらって中のろうそくに

灯りを灯し、、20分くらいをカラコロと、

下駄をならしてお墓参りに行くのであった。

帰りにアイスを買ってもらうのも楽しみだった。

そんな風なお盆のお墓参りが私は好きだった。


夫の妹夫婦が来客中。

ホタテフライ、そして、ホタテのヒモをたたいてささげ(さやインゲン)の斜め千切りとを一緒に

掻き揚げ。(ヒモはよくたたかないと油で揚げる時はねてあぶない。)

さやいんげんは今が旬。

さやいんげんの天ぷらは夏の味覚。

さやいんげんだけもおいしいけれども、

こうしてヒモなどを一緒に掻き揚げにしてもおいしい。


夜、レイチャールズの伝記的なDVD「Ray」を観る。

小さい頃の弟の死、

七歳の時に失明。

レイの母の本当に厳しい愛。

ドラッグ、女…いろいろ伝えられているけれども、

レイチャールズの心の底の音楽はリアルで深くて胸を打つ。

ジョージア・オン・マイ・マインド」etc…、

時代が移り変わっても残るオリジナルな本当の音楽。