お盆
近年、我が家では、ずっとこの家のお墓参りにいくのは
私一人、ということになっている。
代表、という感じ。
しかも、なぜか、いつもお盆は混むので12日とかに
お寺に行ってきてくれと頼まれていた。
昨日、今年はなかなかお寺に行けないでいて
数年ぶりに13日の午前中に行った。
道々出会うお墓参りの人の波はほとんどが数人の家族連れであった。
それで、そんな風に家族が連れ立っていくことが
当たり前のことだったことを思い出した。
以前はそんなことがなかったのに、
いつのまにか、そんな風になってしまって、
自分の家族は少し偏ってしまっているのかもしれない、
と思う。
私は、小学校一年生の時に父方の祖父が亡くなり、
小学4年生の頃にこれも父方の祖母が亡くなった。
祖父母はすぐとなりの叔父の家に住んでいたが、
あまり、祖父母と触れ合ったことがなかったので、
それほど思い出というものがなかったし、
亡くなってもそれほどの悲しみというのはなかったのだけれども、
それでもお盆のお墓参りをしないことはなかった。
13日の晩、暗くなると、
「さあ、行くぞ~」という感じで浴衣をきせてもらい、
途中、父達はお花を買い、
私は必ず小さなちょうちんを買ってもらって中のろうそくに
灯りを灯し、、20分くらいをカラコロと、
下駄をならしてお墓参りに行くのであった。
帰りにアイスを買ってもらうのも楽しみだった。
そんな風なお盆のお墓参りが私は好きだった。
夫の妹夫婦が来客中。
ホタテフライ、そして、ホタテのヒモをたたいてささげ(さやインゲン)の斜め千切りとを一緒に
掻き揚げ。(ヒモはよくたたかないと油で揚げる時はねてあぶない。)
さやいんげんは今が旬。
さやいんげんの天ぷらは夏の味覚。
さやいんげんだけもおいしいけれども、
こうしてヒモなどを一緒に掻き揚げにしてもおいしい。
夜、レイチャールズの伝記的なDVD「Ray」を観る。
小さい頃の弟の死、
七歳の時に失明。
レイの母の本当に厳しい愛。
ドラッグ、女…いろいろ伝えられているけれども、
レイチャールズの心の底の音楽はリアルで深くて胸を打つ。
「ジョージア・オン・マイ・マインド」etc…、
時代が移り変わっても残るオリジナルな本当の音楽。