つん読も多いけれども…。
時間があまりないのに、
あれもこれも「読みたい!聴きたい!」ものをつんでおいている。
まさに、つん読だあ、と自分でため息。
歳を取った証拠なのかもしれないが、
若い頃にいたく感激したり、印象に残ったりしたものを
もう一度確認してみたい、というものや、
また、「ほぼ日」とか友人のブログなどでみた気になるものを
アマゾンから取り寄せたりしている。
若い頃、萩尾望都の「A-A'」を読んでから、クローンっていうものついて、
なんとなくわかったような気がしたのだけれども、
あらためて昨日取り寄せて読んでみた。
すごいなあ。
掲載されていたマンガと日時が話の終わりに記載されていて、
「A-A'」は
プリンセス 1981年八月号に掲載。
今から、24年も前だ。
むずかしいテーマ、そして、人間の心についてとか、
いろいろ感じる。
萩尾望都という漫画家のすごさ…。
私が読んでいるものに一応、子供達も興味を示すのも面白い。
真中の子の高一生にとって、萩尾望都は昔の漫画家ということになるのだろうなあ。
それでも
「絵はあまり好きと言えない気がするけど、哲学的だなあ。
哲学的なものは好きだよ。」
と言った。
萩尾望都はすごいよ。
ものすごく深い。
追記:というか、大事なこと、というか。
子供達はあまりよくわからないと言うのだけど、
萩尾望都氏のマンガの絵が本当に好きだ。
後半、萩尾氏は絵が変わってきて、後からの絵も好きだけれども、
圧倒的に私は初期の「ポーの一族」の頃の絵がいいと思う。
漫画の世界にあんなにも入っていけるものに、もう出会うことはないかもしれない。
深くて美しくてすばらしい。
マンガでこんなにすごい表現ができるんだなあと、ただただ打たれた。
漫画の天才の一人であると思う。
あと、「ほぼ日」の糸井さんが最近紹介していた
こうの史代さんの「夕凪の街 桜の国」
広島のこと、原爆のこと、戦争のこと…。
怖くてあまりにつらいものだが、それについて
深く何か重い悲しみなんだけど、
それと向き合うっていうことがどんな感じなのか
少しわかったような気がする
そんな漫画だった。